化学忘れた

『化学』

それはケミストリー

それはテスト2日目にある

それは課題が多い







テスト前の最終の休みの日曜日


私は化学の課題をやろうとかばんを漁ったが


見つからない･･･


人よりも多く勉強しなければ120%赤点という俺の嫌いな化学


･･･やばい(;´･∀･)


時刻は9:50


朝に気づいてよかった


学校開いてるか･･･?


テスト前だ。職員は着てないだろ･･･


いや、まてよ。


今富田高校は工事中だ


工事のおっちゃんがおるから開いてる可能性は高いはずだ


俺はすぐさま制服に着替え学校に向かった


自転車を下に止め北門をｼﾞｬﾝﾌﾟして通り


A棟(生徒の教室がある棟)の入り口を確認


やっぱり開いてない


こうなったら職員が入る正式な入り口っぽい所だ


ここなら開いてるはず･･･


と、思ったがここも開いてない


職員らしき車もない


畜生･･････


俺はあきらめきれず、周りを見渡してみたら


工事のおっちゃん発見(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ


おっちゃんのほうへ向かうと


1階の渡り廊下が開いてるではないか!!!


ｸﾞﾌﾌ。侵入成功ｶｻｶｻｶｻ(((┌(┐_Д_)┐


ここはB棟(職員室や実験室など)で、俺が探し求めている化学の教材はない。


目的である俺の教室はA棟でそこにいくには


B棟の2階の渡り廊下からが有力だ


2階の渡り廊下は常にopen状態であり


棟を渡る上でもっとも重要な連結部分と言える


俺はすぐさま2階の渡り廊下へ向かった


そして渡り廊下に入ろうとしたとき


目の前には立ち入り禁止のマークと三角コーンが(;ﾟдﾟ)


















『ペンキ塗りたて。立ち入り禁止』



えぇ!!!(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ



まずい。2階が潰されるとA棟にいける可能性が極端に減少する


あのペンキのまがまがしい匂いもする


塗りたては本当らしい｡･ﾟﾟ･(ﾉд｀)･ﾟﾟ･｡


こうなれば他の階に行くしかない


とりあえず3階に行ってみると


渡り廊下の扉が硬く閉ざされている


ﾁｯ


4階の扉は運よく開いていた


ｵｼ(;´∀｀)ﾊｧﾊｧ


渡り廊下を歩いていて、ふと嫌な予感が


A棟の扉が閉まっているのだ。


もしかして･････


4階のA棟の扉に到着


ドアノブの手を触れ、力を込める


そして一気に引く!!!























ﾀﾞﾝ!!!(;ﾟдﾟ)


畜生!!!(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ


ｲﾗｲﾗしてきたのでもっと引いてみた


ﾀﾞﾝ!!ﾀﾞﾝ!!ﾀﾞﾝ!!


ｱｶﾞｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ


俺は諦め引き返しながら考えた


前回赤点ｽﾚｽﾚだったため


今回赤点を取ってしまうとまずいことになる


やっぱり諦め切れねぇ


そして考え着いたのがこの行動


2階渡り廊下侵入作戦(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ


何処かしらペンキ塗ってない所あるだろうｳﾌﾌ


周りを確認


よし工事のおっちゃんの声はするが姿は見当たらない


今やるしかない!!


ｻｻっと下を見ながら侵入を開始した


俺の考えたとおり床には何かシートのようなものが置いてあるだけで


ペンキが塗ってあったのは壁の方だった


よーく考えたら明日から普通に授業があるんだ


床などに塗ってあったらおかしいだろう


いけるぞ!!A棟へいけるぞ!!


シートとペンキが塗ってある壁を華麗にかわし


A棟へ侵入成功(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ


ブツをかばんに入れ


また2階の渡り廊下へ



渡り廊下に少し入ったところだ



俺の脈が急速に暴れだした


なぜならB棟の渡り廊下の『ペンキ塗りたて。侵入禁止』のコーンがおいてある所に、工事のおっちゃんが現れたのだ(;ﾟдﾟ)


しかもこっちをがん見している。


しかもかなり怖そうな顔をしている。


しかもかなり偉そうな顔をしている。


責任者か。


・・・侵入したのがばれた・・・


まずいまずいまずいまずいまずいまずい(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ


引き返そうかと体を止めたが、


A棟に引き返したところで逃げ口はないので


俺はそのまま突き進むことに。


俺　　『((((((((；ﾟДﾟ))))))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙｶﾞﾀｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ 』


そうだ。もし怒られそうになったら走って逃げよう


生徒の顔なんて覚えきれないだろう


運よく逃げ切れたら先生にちくられずに住むかもしれない


(;ﾟ∀ﾟ)=3ﾊｧﾊｧ


おっさんに近づく。


まだこっちを見ている


そしておっさんの隣を通り過ぎたが、何も言われない。


ｵｼ!!っと、油断したそのとき


















おっさん『君!!』



俺　　　『ﾊｯﾊｨｯ!?』



あまりの突然に体がビクついた(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ


そして俺は逃げ出そうとする前に


おっさんが先に口を開いた





おっさん　　　『君。ペンキ大丈夫だったかい?
　　　　　　　　　
　　　　　　　　あっ、出口はここの下にあるからね

　　　　　　　　気をつけて帰るんだよ』



俺　　　『は、はいっ!!!』





拍子抜けした。


おっさんは俺のことを心配してくれていたのだ


なんという事だ


あろう事か俺は怒られると決め付け逃げる準備までしていたのだ


･･･


なんという罪悪感


(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ